HOTA

HOTA

SUMMARY

森をそのまま家具にする

森の木がそこにあるかのような存在感と家具としてのデザインを共存。今まで家具材料として活用されることがなかった製材されない細すぎる丸太や短すぎる丸太を生木のままでろくろで挽き、完成品を乾燥させる方法で家具作りに取り組みました。

玄関先で

Stool
φ300 SH420,φ300 SH350
制作 村瀬恭平

Hightray
φ120 h200,φ140 h280,φ160 h360
制作 北奥美帆

STORY

流通と規格

森から出てきた丸太は市場の規格にあわせ最適なサイズにカットされているのですが、切りおとされた丸太(1,500mm以下)は製材機に入らないため、乾燥室にも入れることができず、家具製品になることはまずありませんでした。

また直径が細いと家具材料にするにはロスが多く、市場に出る事もなくチップになる事がほとんどです。

どんなに綺麗な山桜の丸太も珍しいアズキナシの木も少し規格が合わないというだけで流通できない材料として扱われてしまいます。

切り落とされた丸太

「雑」として扱われる小径の丸太

出会い

切りおとされた丸太を加工する方法がない訳では有りません。グリーンウッドターニングと呼ばれる方法で、生木のまま旋盤で木を削り成形する方法があります。しかし日本で一般的な乾燥した木からお椀などを作る「ろくろ」とはすこし異なり、この加工するには大型の旋盤が必要で乾燥されていない木を加工出来る人が必要でした。

旋盤をやっている人に片っ端から声をかけてみるものの、生木を使用すると錆びて機械の精度が落ちると言われたり、そんな大きな物は加工できないといわれたり、、、どうにかしたいという気持ちと、出来ないことを実感する毎日にもやもやする日々が続きました。

ある日友人から「製材所に工房を構える面白い人が居るから会ってみない?」と誘われ、工房見学へ。そこには大きなオブジェやアフリカをイメージさせるような彫刻、子供のゆりかごにできそうな大きな器などが所狭しと並べられていました。話を聞くと、どれも生木から製作し、木臼や太鼓を挽く大きな旋盤を使用しているといいます。その場で私は木材の現状と商品のアイディアを夢中で伝え、一緒に仕事をさせてもらえないかお願いしていました。

その後、小さいサイズならとサイズならと製作をしてくれる職人さんも見つかり、HOTAホタのプロジェクトが動き出しました。

制作に当たってくれたのはスツールが村瀬恭平さん、ハイトレーが北奥美帆さん。木工をする為に県外からやってきた二人の事や活動についてはNOTESにて詳しく書かせて頂きたいと思います。

HOTA ホタ

名前の由来は飛騨をはじめとする林山間部での短い丸太を「ホダ木・ホダ・ホタ木」と呼びます。薪割りする前の短い丸太や原木椎茸の木などがそれに当たります。

今回使用している木がまさに短く切られた丸太。意味を知るとひねりのない名前かも知れませんが、響きとして可愛い名前がつけられたのではないかと思っています。

 HOTAのロゴは飛騨生まれ飛騨育ちのイラストレーターOK papersさんから。手書き感のある優しいロゴをいただきました。イラストレーターOK papersさんについてもNOTESにて書いていきたいと思っています。

OKpapersさんのロゴとシリアルナンバー