SUMMARY
多種多様な森
森にはさまざま木が育っています。
一点物としてそれらの木をテーブルの天板に仕立てました。デスクサイズの物もあれば幅の広いテーブルもあります。私たちのテーマとしている、その木が持つ魅力を最大限に生かす。一番かっこよく見えるハギ合わせを目指して制作しています。
どんな樹種がいつ、どのくらい出てくるのかわかりません。
材料ありきの制作となるためサイズオーダーはお受けしておりません。制作済みの在庫をお取引各店よりHPで在庫をご覧になって頂けます。
樹種
白系 栃 水目桜 板屋楓 ウリハダカエデ ハン コンテツ
赤系 朱里桜 ホエビソ桜 香椿(チャンチン) アズキナシ ケヤキ
黄系 キハダ ニセアカシア
脚
ころび脚 ブナ
STORY
一番かっこよく見えるよう
もともとmoricaraは注文がしやすいことがウリのオーダーシステムでしたが、一点物のハギテーブルをつくる。そう思わせてくれる板がありました。
購入した山桜の丸太に隠れていた「朱里桜」山桜よりも赤みが強く白太(辺材とも呼ばれる樹皮に近い部分)が白く本当に綺麗な板材料でした。でも山桜じゃないからと倉庫の片隅に立てかけられたまま。moricaraをスタートさせて4年、森のこと木のことを学ぶうち、森にはたくさんの木が育っていて、森に生える木が山桜・栗・クルミだけでなない事や今のシステムのままではすごく綺麗な丸太があっても取り扱っていない樹種だから買えないという状況に違和感やもどかしさを感じるようになっていました。
森の現実を見てもらおう。
一番かっこよく見えるテーブルをつくろう。
倉庫の片隅に立て掛けられていた「朱里桜」をそんな思いでテーブルに仕上げ展示会に出しました。初日の朝いちばんに来たお客様が購入。売約済みにもかかわらずそのテーブルが欲しいというお客様があとをたちませんでした。
今までセミオーダーで受けれなかった
希少な樹種や需要が無いとされて市場に出なかった樹種を天板にする
moricaraの新たな取り組みである「ONLY」
「ONLY」が生まれたきっかけについて
阿部さんにお話を伺いました。
直径30cmほどの丸太から作られる「耳付きの一枚板」
色目や木目を見極め、数枚の板をはぎ合わせて制作するテーブルです。きめ細やかな表情や板目ならではの個性、そして赤太と白太の色のコントラストの美しさ。景色が写り込むとても滑らかな天板は使う程暮らしになじみ、色も雰囲気も深みを増してくるはずです。
木と暮らしの制作所ではJCB(ジョイント コネクト ボルト)で止める3種類の脚とレッグジョイントでつなぐシンプルな4本脚が4種類あります。
JCBで取付ける脚は天板に3列の穴があり内側2列、外側2列と付け替えが可能です。シルエットが大きく変わりますので、好みに合わせて取り付けて下さい。脚を外側に取り付けることで脚の間の距離が広く保つことができ、短辺(小口面)に人が座る場合は内側に取り付けることで座りやすくなります。
一枚板から生まれた、木目がつながるベンチスツール。ベンチのような統一感を残しつつ、スツールの手軽さや便利さも残っています。普段は玄関やベッドサイド、ソファーのサイドテーブルとして。来客があった時には集合させてベンチとしてダイニングに合わせることができます。時にはベンチとして時にはスツールとして、シンプルだからこそ場所を選ばず、使い手に合わせて自由に使えます。